40坪の家解体費用については、建物の構造と坪単価で大まかな相場が分かります。

こちらでは、解体工事費用について、相場の目安と見積りがどのような項目で決まるのかを簡単に解説します。

解体工事の見積り要素項目を知ることで、工事料金を節約するために役立ちますので、費用を安くしたい方は参考にしてください。

40坪の家解体相場の目安

建物の構造40坪の家解体の相場目安
木造120万円+その他費用
鉄骨造200万円+その他費用
鉄筋コンクリート造(RC)240万円+その他費用

40坪の家解体相場の目安として建物の構造別に算出しました。

建物の解体工事費用は、坪単価で見積り出来るので「建屋解体工事費」についてはある程度一定ですが、その他費用については建物や土地の状況で変わってきます。

また、相場は地域差があり、東京が平均より2割ほど高く、一方で九州と北海道は平均より2割ほど低いという傾向があります。

本州では、都市部と郊外・東京寄りかどうかで多少違いはあれど、おおむね一定の相場でした。

40坪の家の解体費用の内訳

40坪の家の解体費用の内訳を解説します。

主な解体費用は建物を解体するときのものですが、実は足場や養生なども結構な金額内訳の要素です。

仮設工事費

足場の設置や養生シートの設置など、解体工事の準備段階で必要な費用です。解体費用全体の1~2割程度を占めることが多いでしょう。

解体・撤去費用

家屋本体の解体費用に加え、門扉や塀、樹木などの付帯工事の撤去費用も含まれます。解体業者の人件費や重機のリース料なども この項目に含まれます。

廃材処分費用

解体によって発生する木くず、コンクリートガラ、石膏ボードなどの廃材処分に要する費用です。廃材の種類や量によって金額が変わり、解体費用全体の4~5割を占めることがあります。

整地費用

解体後の土地を平らに整地する費用で、解体費用全体の約1割程度です。土地の状態によっては、大きな段差の解消や地盤改良などで追加費用が発生する可能性があります。

諸経費

各種手続きの費用や、工事車両の駐車料金、近隣挨拶の手土産代など、解体工事に付随する雑費が含まれます。床面積80㎡以上の建物解体では、建設リサイクル法の届出に関わる代行手数料などもこの項目に含まれます。

解体工事料金が高くなる要因

解体工事料金が高くなる要因は、自分で解決できるものとそうでないものがあります。

解体工事費用を安くしたい場合は、自分出解決出来る項目を業者に丸投げしないことで、多くはないですが確実に費用削減が可能な部分があります。

一方で、相場以上に工事料金を払うのはもったいないので、必ず相見積もりを行って適切な料金かを確認することが大切です。

工事金額が安すぎるのも問題ですが、相模を大きく超えた高い金額を払ったとしても、リフォームなどと異なり解体工事の最高点は「トラブル・問題が無く工期内で終了すること」なので、無駄に多く払って得をすることはありません。

建物の立地

隣地との距離が近い場合や前面道路の幅員が狭い場合、重機の利用が制限され、手作業が増えるため、解体費用が高くなります。

建物の老朽化の程度

老朽化が進んだ建物は、解体作業中の倒壊リスクがあるため、慎重な作業が必要となり、工期が長引いて費用が増大します。

付帯工事の有無と量

門扉や塀、樹木、設備など、解体すべき付帯物件が多いほど、解体費用が高くなります。特に樹木の伐採や抜根作業は費用がかさむ場合があります。

残置物の有無と量

家具や家電、ゴミなどの残置物が多いと、解体業者による処分費用が追加され、解体費用が高騰します。

アスベスト含有の有無

建物にアスベストが使用されている場合、特別な措置を講じた除去作業が必要となり、大幅な費用増加につながります。

解体業者の重機保有状況

解体業者が重機を保有していない場合、レンタル料が発生し、解体費用が割高になる可能性があります。

解体費用を抑えるポイント

解体費用を抑えるポイントとして、代行を依頼する手続きを自分で行うというものが一般的です。

ただし、これは手間も掛かるし限界があることに加えて、工事料金節約に与える金額的な影響も少ないです。

おすすめなのは、高すぎる工事料金にならないように、相見積もりを取ることが金額的な影響も大きく、また手間なく節約できるコツです。

手続きを自分で行う

建物滅失登記など、解体に関連する各種手続きを自分で行うことで、代行手数料を節約できます。

不用品を事前に処分する

家具や家電、ゴミなどの不用品を自分で処分することで、解体業者による残置物処分費用を抑えられます。

補助金の活用を検討する

自治体によっては、老朽化した空き家の解体に対する補助金制度があります。積極的に活用を検討しましょう。

複数の解体業者から見積もりを取る

複数の解体業者から見積もりを取ることで、適正価格の把握と業者間の価格競争を促せます。

相見積もりを推奨!

40坪の家の解体費用相場は、木造で120~200万円、鉄骨造で160~280万円、鉄筋コンクリート造で240~320万円程度です。

建物の立地や老朽化の度合い、付帯工事の有無、残置物の量などによって費用が大きく変動します。手続きを自分で行う、不用品を事前に処分する、補助金を活用する、複数の業者から見積もりを取るなどの方法で、解体費用を抑えることが可能です。

解体工事の各段階で必要な手続きを遺漏なく行い、解体後の土地活用についても十分に検討することが、失敗しない解体工事のポイントといえるでしょう。

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解体工事の見積りには「建物の構造」「延床面積」「道路の広さ」など数十個の情報が必要なので、電話で依頼するのが大変なのを知っていますか?

家の図面や周囲と地図など見ながら会話するのは意外に大変です…

とはいえ、さすがに今はスマホから簡単に見積りが取れるようになりました。

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